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くっつきー2の特徴: フルモジュラーキーボードの第2世代

だいたい 10 分で読めます

くっつきー2は各パーツがモジュールになっており、物理的な配置やパラメーターを柔軟に変更できるキーボードです。

キーボードに対して「もう少しここだけ変えたい」と感じる場面は、意外と多いかと思います。
くっつきー2はそのような課題に対し、キー自体をモジュール化し、追加や配置調整を行いやすくしたキーボードです。
トラックボールやロータリーエンコーダーなどの操作モジュールもあり、好きな構成を作ることができます。

この記事では、そんなくっつきー2の特徴をまとめて紹介します。

くっつきー2の特徴

1. 自由に追加と配置ができるモジュール式

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モジュールを組み合わせて構成しています

くっつきー2は、必要なモジュールを組み合わせてキーボードを構成します。
後から追加・撤去ができるので、その時々に応じた構成が可能です。

  • キー・磁気キー(最大160キー)
  • トラックボール(最大4つ)
  • ロータリーエンコーダー(最大16個)
  • ディスプレイ(最大1つ)

40%の構成を試し、やっぱり60%に増やして、気付いたら30%になっていた……余ったキーはテンキーや左手デバイスに組み換える、といったことも可能です。

基本は専用の土台に配置をします。片手分のモジュールが置きやすいサイズです。
土台は約5mm間隔の好きな位置に配置ができるようになっています。

モジュール背面の凹みと土台の凸" class="md-img" loading="lazy
モジュール背面の凹みと土台の凸

打鍵してもブレず、ひっくり返しても落ちない、でも取り外しは簡単という絶妙なバランスです。

ひっくり返しても落ちないよう調整" class="md-img" loading="lazy
ひっくり返しても落ちないよう調整

2. はんだ付け不要、ケーブル接続

くっつきー2では、すべてのモジュールははんだ付けされ、必要なパーツが揃った状態で提供します。
ケーブルで接続し、初期設定を終わらせれば使える状態になります。

キーモジュールにはとりあえずのキースイッチも付属しています。ホットスワップ対応なので、好きなスイッチに変更できます。
ただしキーキャップは付属しないので、お好きなものをご用意ください。

はんだ付け不要、ケーブル接続で使えます" class="md-img" loading="lazy
はんだ付け不要、ケーブル接続で使えます

3. 「動いて」「伸びて」「切れる」キーモジュール

くっつきー2では、各キーが独立して動かせます。
指の長さに合わせた調整はもちろん、親指部分の配置、または他のキーと少し幅を広げて広いピッチにするなど、使い方は様々です。

独立して動かせるキー" class="md-img" loading="lazy
独立して動かせるキー

キーは4つ単位でモジュールになっており、各キーの間隔は0-25mmまで伸ばすことができます。

また4キーモジュールを分離して2キー、3キーとして使うこともでき[1]、キーのちょい足しができます。

4. メカニカル・磁気スイッチ両対応

くっつきー2では、メカニカルスイッチ用キーモジュールと磁気スイッチ用キーモジュールが併用できます。いずれもホットスワップ対応なので、好きなキースイッチに変更できます。

磁気キースイッチ用モジュール。通常キースイッチモジュールと同じ形です" class="md-img" loading="lazy
磁気キースイッチ用モジュール。通常キースイッチモジュールと同じ形です

磁気スイッチが気になるけど、すべて変えるのはちょっと大変、という場合でも、一部のキーだけ変更してお試しできます。

磁気キースイッチは各キーに対して約1500段階のアクチュエーションポイントとリリースポイント、ラピッドトリガーの有効無効を変更できます[2]

5. リマップ、パラメーター変更の柔軟性

くっつきー2では、様々なパラメーターが動的に変更できるようになっています。
専用のWebアプリを用意しており、ブラウザから簡単にパラメーターが変更できます。

専用Webアプリ。接続デバイス情報をはじめ、各種情報表示とパラメーター更新が可能" class="md-img" loading="lazy
専用Webアプリ。接続デバイス情報をはじめ、各種情報表示とパラメーター更新が可能

キーのリマップは、VIA対応のためREMAPなどで行えます。

トラックボールの角度やポインター移動速度はもちろん、磁気キースイッチの反応位置やラピッドトリガー設定などもブラウザで行えます。
値を変える手間を減らすことで、調整のループを回しやすくしています。自分に合った値を追求しましょう。

磁気キースイッチの設定" class="md-img" loading="lazy
磁気キースイッチの設定

6. 自由に置ける、25mmトラックボールモジュール

トラックボールモジュール" class="md-img" loading="lazy
トラックボールモジュール

くっつきー2ではトラックボールも自由に配置できます。
親指に置くもよし、使わずにキーを置くスペースを増やしてもよし。構成は自由です。

ボールサイズは25mmを採用し、ボールトランスファーにより全方向へスムーズに移動できます。
ぜひ実際に触って確かめてみてください。

ひっくり返しても落ちないよう調整" class="md-img" loading="lazy
ひっくり返しても落ちないよう調整

ひっくり返しても玉は落ちません。
標準ではPTFEの玉が付属しますが、25mmであれば他の玉に変更することもできます。

7. 構成に迷ったときのスターターセット

色々あってどのモジュールを組み合わせたらいいかわからない場合、お得なスターターセットがおすすめです。
約60%キーボードを構成できるセットで、動作に必要な一式が揃っています。

56のメカニカルキー(14モジュール)、トラックボール、ロータリーエンコーダー、ディスプレイが含まれます。
また、おまけで磁気キースイッチのモジュールが1つ付いてくるため、入れ替えもでき、追加して60キーにすることもできます。

さらに、土台固定とケーブル整理の機能が付いた外ケースが付属します。
カラムスタッガードを構成しやすい配置で、くっつきー2のスタンダードな形として提供しています。これも簡単に外せるので使わなくても問題ありません。

土台の外ケース付き" class="md-img" loading="lazy
土台の外ケース付き

セットの梱包は自立して持ち手もあるキャリングケースです。A4サイズでぴったり両手分が収まり、持ち運びしやすく、硬さもあります。袋がなくても持って帰りやすい形になっています。

A4サイズのキャリングケースが梱包" class="md-img" loading="lazy
A4サイズのキャリングケースが梱包

8. 自分で作ってカスタマイズ!

くっつきー2ではファームウェア、ケースの3Dモデルを無料公開します。
自分の好きな色でケースを作ったり、足りない機能をファームウェアを書き換えて追加することも可能です。

また、土台を変えて様々な形を作ることも可能です。

  • キーごとに高さを変える
  • キーごとに角度をつける
  • 広ピッチ、湯呑み型を作る

難易度は上がりますが、モジュール自体も作成できます。
ぜひ色々なカスタマイズを試してみてください。

提供時期と今後の予定

くっつきー2は2026/03/28のキーケット2026で初販売を行い、その後はBOOTHにて販売を行う予定です。
前作同様、遊舎工房さんへの委託も行いたいです。実際に触ってお試しいただけますと幸いです。

なお、前作よりさらに製造が大変なため、もし在庫が無くなった場合は用意に2か月ほどかかると思われます。

最新情報はくっつきーのSNSアカウント(@cue2keys)で適宜公開します。気になる方はチェックしていただけると嬉しいです。

https://x.com/cue2keys

おわりに

くっつきー2は柔軟性の高さを目指したフルモジュラーキーボードです。
特に、次のような方に相性が良いと考えています。

  • 指の長さや打鍵方式に合わせて、位置や数を継続的に調整したい方
  • 色々な構成や配列を試したい方
  • まずは最小構成で始め、必要に応じて段階的に拡張したい方
  • 磁気スイッチを部分的に試しながら導入したい方

気になった方は、ぜひ情報を追いかけていただけますと幸いです。
まずはキーケットの出展まで、頑張って準備を進めたいと思います。

この記事は、くっつきー2 スターターセットで書きました。

脚注
  1. 実際に切るわけではなく、ケーブルを外すだけで分離でき、元に戻せます。当初は本当に切る設計でしたが……。 ↩︎

  2. そこまで細かく変える必要がない場合は、解像度を落としてスキャンレートを優先することも可能です。 ↩︎

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